臨床検査用染色液・試薬及び顕微鏡用グラス、替刃等に貢献する武藤化学株式会社

プレスコット・ブロディー2A

プレスコット・ブロディー2A
プレスコット・ブロディー2A
定価1,500

ペルオキシダーゼ酵素をもつ白血球(骨髄性白血球、単球)を、過酸化水素水の存在下で色素原の2,7-ジアミノフルオレンを酸化発色させて、他の細胞(上部尿路の移行上皮細胞)との鑑別に有用なプレスコット・ブロディ染色用試薬としてご用意しました。

JANコード4517715101718
品番10171
商品名プレスコット・ブロディー2A
包装100ml
製造日数2
規制他
使用期限5ヶ月

試薬の種類と染色液の調製法

試薬名分量構成試薬
プレスコット・ブロディー1100ml2,7-ジアミノフルオレン  428.6mg
フロキシンB  185.7mg
95%エタノール  100ml
プレスコット・ブロディー2100ml酢酸ナトリウム   55g
0.5%酢酸  100ml
3%過酸化水素水  5ml
プレスコット・ブロディー2A100ml酢酸ナトリウム   55g
0.5%酢酸  100ml
プレスコット・ブロディー2B100ml3%過酸化水素水  100ml
使用時にプレスコット・ブロディー1液(3.5ml)、2A液(1ml)を混合し、さらに2B液(3%過酸化水素水)(約0.05ml、約2滴)を混合し染色液とします。 混合した染色液は2日以内に使用してください(混合後、徐々に2,7-ジアミノフルオレンが酸化され、発色するため)

染色方法

(1)常法に従って尿沈渣を作製する。例)1,500rpm、5分間遠心し、上清を捨て、さらに余分な尿を濾紙ないしガーゼで吸い取り、少量の沈渣を検体とする。
(2)尿沈渣0.5mlに染色液3滴を滴下し、よく混合後、その混合液1滴をスライドグラス上に落として18×18mmのカバーグラスをかけて鏡検する。

染色のポイント、試薬の安定性

・尿はできるだけ新鮮なものを使用してください。古い尿では白血球のペルオキシターゼ酵素活性が低下し、発色が弱くなります。
・試薬(プレスコット・ブロディー1,2A、2B)は1~2ヶ月以内にご利用ください。

染色結果

・好中球、好酸球、単球:
最初、淡青~青色に染まるが、時間の経過(約2分)とともに、細胞全体が深青色~黒色に染まる。
・リンパ球、赤血球、扁平上皮細胞、移行上皮細胞、硝子様円柱はフロキシンBにより赤色に染まる。脂肪球は染まらない。

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