臨床検査用染色液・試薬及び顕微鏡用グラス、替刃等に貢献する武藤化学株式会社

ラボステインS

ラボステインS
ラボステインS
定価21,600

尿沈渣鏡検は腎・尿路系疾患の診断、予後判定、治療効果に重要な検査です。
一般に尿沈渣は生鮮無染色で観察されていますが、判定困難な沈渣成分に遭遇した場合には、種々な染色法が用いられ鑑別されています。これらの染色法のうち、Sternheimer が1975 年に発表した染色法は手技も簡単であり、しかも核をナショナルファスト青(同じフタロシアニン系の塩基性色素であるアルシアン青、アストラ青も可)で青色に、細胞質をピロニンB で赤色に染め分けることができ、特に上皮細胞の鑑別や異型性を示す細胞の判定に優れています。そのほか白血球、円柱、粘液系なども明瞭に染め出し、これらの判定にも有用です。

JANコード4517715501839
品番50183
商品名ラボステインS
包装500ml
製造日数2
規制他冷労
使用期限6ヶ月

特長

1) 各種の沈渣成分(とくに円柱・白血球・上皮)が見つけやすく同定しやすい。
2) 一滴を滴下するだけで操作は極めて簡単で目がつかれません。

染色液成分

ラボスティンS は、フタロシアニン系塩基性色素にアルシアン青を使用し、これとピロニンB、そのほかを独自に調整してあります。

染色方法

通常は遠心後の沈渣(約0.2ml)に染色液を1 滴(約0.05ml)加え、混和します。鏡検は2 ~5 分間静置後に行います。
ただし、細胞集塊の中央部および新鮮細胞では、時として不染性を示すことがあります。このような場合には30 ~60 分間ほど静置後鏡検すると効果的です。

染色結果

赤血球淡赤桃~赤、無染
白血球柱−青、細胞質−淡赤桃~赤
上皮細胞核−青~青紫、細胞質−淡赤桃−赤紫
硝子円柱淡青~青
顆粒円柱赤~赤紫
ロウ様円柱赤桃~淡赤紫
核および細胞質内封入体赤~赤紫色、まれに青紫色
粘液糸淡青~青
精子頭部−青、体部・尾部:赤桃
細菌・酵母・トリコモナス無染、淡赤桃色
結晶・脂肪顆粒・デンプン粒無染

シュテルンハイマー染色例(ラボステインページと同一検体)

シュテルンハイマー染色例(ラボステインページと同一検体)

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