尿沈渣鏡検は腎・尿路系疾患の診断、予後判定、治療効果に重要な検査です。
一般に尿沈渣は生鮮無染色で観察されていますが、判定困難な沈渣成分に遭遇した場合には、種々な染色法が用いられ鑑別されています。これらの染色法のうち、Sternheimer が1975 年に発表した染色法は手技も簡単であり、しかも核をナショナルファスト青(同じフタロシアニン系の塩基性色素であるアルシアン青、アストラ青も可)で青色に、細胞質をピロニンB で赤色に染め分けることができ、特に上皮細胞の鑑別や異型性を示す細胞の判定に優れています。そのほか白血球、円柱、粘液系なども明瞭に染め出し、これらの判定にも有用です。
JANコード | 4517715501815 |
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品番 | 50181 |
商品名 | ラボステインS |
包装 | 5ml×5A |
製造日数 | 0 |
規制他 | 冷労 |
使用期限 | 6ヶ月 |
赤血球 | 淡赤桃~赤、無染 |
白血球 | 柱−青、細胞質−淡赤桃~赤 |
上皮細胞 | 核−青~青紫、細胞質−淡赤桃−赤紫 |
硝子円柱 | 淡青~青 |
顆粒円柱 | 赤~赤紫 |
ロウ様円柱 | 赤桃~淡赤紫 |
核および細胞質内封入体 | 赤~赤紫色、まれに青紫色 |
粘液糸 | 淡青~青 |
精子 | 頭部−青、体部・尾部:赤桃 |
細菌・酵母・トリコモナス | 無染、淡赤桃色 |
結晶・脂肪顆粒・デンプン粒 | 無染 |