臨床検査用染色液・試薬及び顕微鏡用グラス、替刃等に貢献する武藤化学株式会社

New PO-K染色キット

New PO-K染色キット
New PO-K染色キット
定価5,400

白血球ペルオキシターゼ(Myloperoxidase:MPO)染色は、白血病細胞の鑑別法として古くから繁用されていました。FAB分類では急性白血病のうち、リンパ性か骨髄性かを鑑別する手段として、MPOの陽性率を1つの基準に用いていることは周知の通りです。 当社では、国際血液標準化委員会標準法であるDiaminobenzidineを用いたDABキットや2.7-Diaminofluoreneを色原体としたPOキット、PO-Kキットを発売してまいりましたが、このたび、2.7-Diaminofluoreneとp-nitrophenolをベースにした大橋儀光氏(東大病院検査部)らの方法に基づき、新たに「New PO-Kキット」を開発し、発売することになりました。従来の当社キットに優るとも劣らないものと確信します。

JANコード4517715157425
品番15742
商品名New PO-K染色キット
包装20回
製造日数0
規制他毒冷P
使用期限7ヶ月

キット内容

キット内容(20回分)
反応液5ml×10本
賦活剤20ml×10本
過酸化水素水 2ml×1本
蒸留水5ml×1本

特長

1.陽性顆粒は鮮明な青緑色に染色され、弱陽性顆粒も感度良く捉えることができます。
2.後染色はギムザ染色ですので、細胞鑑別が容易です。
3.油浸オイル、キシロールなどで退色しません。
4.赤血球形態は、普通のギムザ染色と同様に保たれます。
5.固定と染色を同時に行いますので、染色手技は極めて簡単です。
6.染色時間は、ペルオキシターゼ染色が3~5分、ギムザ後染色が約10~15分です。

原理

原理

参考文献

1)Bennett,J.M,et al:Proposals for the classification of the acute
leukaemias.Br.J.Haematol.,33:451,1976.
2)Shibata,A., et al:Recommended for cytological procedures in
haematology,Clin.Lab.Haematol.,7:55,1985.
3)大橋儀光 他:臨床検査機器・試薬 投稿中。

染色操作

前準備

(1)賦活剤入りVialビンに蒸留水(点眼ビン)を4~5滴加え溶解します。 (Vialビンの上部に付着した試薬が少し残っていても問題ありません)
(2)この溶解した賦活剤入りVialビンに、反応液1Vialを全部加えます。
(3)過酸化水素水(点眼ビン)を1滴加え、混和します。→調整済み反応液
(4)手早く染色(30分以内に染色)してください。
 血液塗抹標本 
固定・染色調整済み反応液満載(室温)。3~5分
水洗流水水洗(水道水)30 秒
染色ギムザ染色(室温)、(20倍希釈(PH6.4) ギムザ染色液)10 ~15分
水洗流水水洗(水道水)30 秒
鏡検  

注意点とコツ

1) 本キットは必ず冷蔵庫保存してください。
2) 反応液は染色直前に調整してください。
3) 反応液は使用する分だけ室温に戻してから使用してください。
4) 染色中に青色沈殿物が浮遊してきた場合は試薬の劣化です。
5) グリセリン・ゼラチンなどの水溶性封入剤では、絶対に封入しないでください。
6) 保存状態の良い末梢血標本では、抹後6ヶ月までは染色されますが、骨髄標本では塗抹後2週間以上経過した標本では染色されない場合があります。

判定

判定
好中球の陽性顆粒は青緑色を呈し、胞体内に密に分布します。好酸球では粗大な灰緑色ないし灰褐色の陽性顆粒として認められます。好塩基球では陽性顆粒が認められることは極めてまれです。単球では比較的微細な青緑色の陽性顆粒が散在します。

検討成績

検討成績

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