臨床検査用染色液・試薬及び顕微鏡用グラス、替刃等に貢献する武藤化学株式会社

ラクトフェノールコットンブルー

ラクトフェノールコットンブルー
ラクトフェノールコットンブルー
定価3,000

(1)水酸化カリウム溶液(KOH 液):爪、皮膚の落屑、毛髪、痂皮などから真菌を検出するのに用いる。これらはケラチンが含まれ固く頑丈なため、高濃度(20~40%)の水酸化カリウムで処理し、組織を融解させて観察を容易にする。
(2)アマンの液、ラクトフェノールコットン青液は糸状菌(カビ類)の形態の観察に用いられる。

JANコード4517715421717
品番42171
商品名ラクトフェノールコットンブルー
包装100ml
製造日数0
規制他劇労P
使用期限1年

染色液

(1)40%水酸化カリウム液(2)アマンの液(3)ラクトフェノール・コットン青液

KOH 20~40g
精製水 100ml

上記試薬に0.1%にクロラゾールブラックE を

添加すると染色できる。
組織の融解が困難な場合は

DMSO(ジメチルスルフォキシド)を

10%に添加するとよい。

結晶石炭酸  20ml
乳酸   20ml
グリセリン   40ml
精製水   20ml
アマンの液   100ml
コットン青   0.05g

染色方法

■水酸化カリウム(KOH)法
(1)KOH 溶液をスライドグラスに1~2滴とる
(2)爪、皮膚の落屑、毛髪、痂皮などを薄く、細かく切り、KOH の液に入れ、カバーグラスを載せる。
(3)そのまま1 時間放置するかまたはガスバーナーで暖かい程度に加温する。組織は柔らかくなり融解するが、真菌は残るので鏡検により検出できる。
■アマンの液、またはラクトフェノール・コットン青液
(1)スライドグラスにアマンの液、またはラクトフェノール・コットン青液を2 滴滴下する。
(2)真菌の菌体を一部採り、2 本の針で砕きながら薄く広げる。
(3)カバーグラスをかけて鏡検する。

注意点

注意点
(1)KOH 法は長時間放置すると試薬が乾燥するので、液を多めに用いた方がよい。鏡検の際はカバーグラスの上に濾紙を載せて軽く圧し、余分な試薬を排除して鏡検する。乾燥を避けるにはネイルマニュキアでカバーグラスの周囲を封じておくと長期間の観察に耐える。
(2)培養した真菌の形態観察に用いられる。アマンの液は無染色標本であり、黒色真菌などの、菌糸自体が着色している真菌の観察に適する。色素を添加したラクトフェノール・コットン青液は真菌の構造物が染色されるので観察しやすい。なお、真菌の中には染色に時間を要するものもあるので、翌日、再度に観察するのもよい。これらの液はグリセリンを含むので乾燥しにくいが、ネイルマニュキアでカバーグラスの周囲を封じておくと長期間の観察に耐える。

関連製品

製品カテゴリ

商品検索

キーワード

JANコード

品番

価格帯

 ~ 

製品カテゴリ