臨床検査用染色液・試薬及び顕微鏡用グラス、替刃等に貢献する武藤化学株式会社

・チール・カルボールフクシンの濾液には、金属様膜が見られる。これが見られない溶液は染色性が弱い。
・チール・カルボールフクシンの分別は過分別に注意し鏡検しながら行って下さい。
・過分別の場合は、カルボール・フクシン液で再度染色して下さい。
・1%塩酸アルコールを70%エタノールで2倍に希釈し、0.5%塩酸70%エタノールとして分別を行うと、緩やかに分別が行えます。
・レフレルカリメチレンブルーは背景が薄く青色になる程度でよい。
・脱パラフィンをキシレンとオイルの混合物で行うと抗酸菌検出率が向上する報告もあります。この場合は、染色手順?の後に十分に乾燥し封入を行って下さい。
※オイルキシレン；　キシレン：オリーブオイル＝100：50