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パパニコロウ染色

パパニコロウ染色は細胞診には必要不可欠な染色方法です。

癌の早期発見、確定診断に欠かせません。

核内クロマチン構造が鮮明で、細胞が重積していてもピント合せにより、個々の細胞を観察しやすい染色結果が得られます。また各種細胞の細胞質の色分けができるなど、優れた特徴があります。

 

パパニコロウ染色は以下の染色方法が一般的です。

核、細胞質ともに美麗な染色結果が得られ、しかもコンスタントに染まります。

pap.jpg
 

染色方法

固定

95%エタノール、ラピッドフィックス、ラピッドスプレー等で湿潤固定

30分以上

親水

80%、70%、50% アルコール

 

親水

流水水洗

 

核染

ギル・ヘマトキシリンⅤ

2

分別

水洗

1

分別

0.2%塩酸70%アルコール

1

色出

水洗

1

色出

1.5%アンモニア70%アルコール

1

脱水

50%、70%、80%、95%アルコール

各1分

細胞質染色

OG-6

1

分別

95%アルコール

1分 2槽

細胞質染色

EA-50

2

分別

95%アルコール

1分 3槽

脱水

100%アルコール

1分 5槽

透徹

キシロール

1分 3槽

封入

マリノールで封入

 

 

 染色結果

 核:青藍色

 重層扁平上皮:オレンジ色−ピンク色−濃青緑色

  表層細胞:橙赤色−ピンク色

  中層細胞:淡青緑色

  深層細胞:青緑色−濃青緑色

 腺上皮細胞、中皮細胞、移行上皮細胞:淡青緑色−青緑色

 赤血球:赤色−青緑色

 

染色のコツ・注意点

・固定は、検体塗抹後に細胞を乾燥させないように素早く行うことが重要です。

 細胞の乾燥により、核の膨化などが生じ、正確な細胞診診断が行えない不具合の原因

 になります。

・分別は十分に行いましょう。

 不十分では細胞質染色とのコントラストのバランスが悪くなる原因となります。

・核染色後の色だしは十分に行いましょう。

 不十分では細胞質染色とのコントラストのバランスが悪くなる原因となります。

・細胞診染色では、しばしばコンタミネーションが生じるので、ヘマトキシリン液、OG6液、

 の各液は使用前に毎日濾過を行うことが肝要です。

・分別液、色だし液は毎日交換することが染色のコツです。

 

染色試薬リスト

品  番

品  名

容  量

荷  姿

20032

ギルヘマトキシリンⅤ

500ml

茶瓶

20033

2ℓ

白色ポリ容器

20041

OG-6

100ml

茶瓶

20042

500ml

20043

2ℓ

白色ポリ容器

20051

EA-50

100ml

茶瓶

20052

500ml

20053

2ℓ

白色ポリ容器

 
 
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