臨床検査用染色液・試薬及び顕微鏡用グラス、替刃等に貢献する武藤化学株式会社

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FAQ

Q.

ホルマリンはどのような目的で使用されますか?

A.

病理組織標本を作製する際に、臓器(組織)を固定するために使用されます。

Q.

ホルマリンの濃度はどのくらいが適切ですか?

A.

最近ではガイドラインにより10%中性緩衝ホルマリンが推奨されています。免疫染色、遺伝子検査の為です。
(一般社団法人 日本病理学会が発行する「ゲノム診療用病理組織検体取扱い規程」による)

Q.

各種ホルマリン固定液の濃度及び容量を教えてください。

A.

固定液種 濃度 容量
ホルマリン水溶液
中性緩衝ホルマリン
10%、15%、20% 5ml、8ml、25ml、35ml、40ml、100ml、150ml、1L、5L、10L、20L
中性ホルマリン 原液、10%、15%、20% 500ml、2L、5L、10L、20L
ホルマリン原液 37% 500ml、2L、5L、10L、20L

Q.

ホルマリンの取り扱い上の注意点はありますか?

A.

ホルマリン(ホルムアルデヒド)は非常に有毒な物質で劇物に指定されております。
化学物質安全データシート(MSDS)をお読みになり、注意しご使用ください。

Q.

各種病理組織用固定液の使用用途は何ですか?

A.

固定液 目的 特長
10%~20%ホルマリン 全般 通常固定液
中性ホルマリン 全般、末梢神経など 沈降炭酸カルシウムを使用
10%~20%中性緩衝ホルマリン 全般、組織化学 りん酸緩衝液を使用
カルノア液 グリコーゲン、核酸など アルコール類
ブアン液 ムコ多糖、グリコーゲンなど ピクリン酸を使用
4%パラホルムアルデヒド 電顕、組織化学 PFA、りん酸緩衝液を使用

Q.

マイヤーヘマトキシリン1倍、1.5倍、2倍 表示の意味は何ですか?また希釈して使用しますか?

A.

希釈せずに使用します。
1倍や1.5倍などは、色素濃度を意味しています。
1倍 ; 1g/L中
1.5倍 ;1.5g/L中
2倍 ; 2g/L中

Q.

カラッチヘマトキシリン1倍、2倍、3倍 表示の意味は何ですか?また、希釈して使用しますか?

A.

希釈せずに使用します。
1倍や2倍などは、色素濃度を意味しています。
1倍 ; 1g/L中
2倍 ; 2g/L中
3倍 ; 3g/L中

Q.

NEWヘマトキシリンType M/C/Gの特長は?

A.

通常製品のマイヤーおよびカラッチのヘマトキシリンと比べ染色強度が強く、短時間で色鮮やかに染色されます。
TypeM ; 染色時間5分、分別不要
TypeC ; 染色時間5分、分別必要
TypeG ; 染色時間3分、分別不要、迅速染色に適している

Q.

ヘマトキシリンによる核染色後の色出しの方法は?

A.

組織診 ; 温水または0.05%炭酸リチウム水溶液を推奨します。
細胞診 ; 1.5%アンモニア水70%エタノールを推奨します。

Q.

ギル・ヘマトキシリンⅤ使用方法を教えていただけませんか?

A.

原液または2倍に希釈(蒸留水)してご使用ください。
・使用例、分別方法も含む
原液の場合    ; 染色時間2分―0.5%塩酸水70%エタノール1分
2倍希釈の場合 ; 染色時間2分―0.25%塩酸水70%エタノール1分

Q.

ギル・ヘマトキシリンⅡ、Ⅲ、Ⅴの違いと使用用途を教えてください。

A.

色素濃度が違います。
ギルⅡ ; 2g/L中
ギルⅢ ; 3g/L中
ギルⅤ ; 5g/L中
・使用用途
ギルⅡおよびⅢは組織診に、ギルⅤは細胞診に多く使用されています。

Q.

OG-6及びEA-50沈殿の原因

A.

染色液中の溶媒が蒸発し減少することにより色素溶解力が低下し、色素沈殿が生じると考えられます。

Q.

シッフ試薬とコールドシッフ試薬の違いは何ですか?

A.

色素濃度および製法が違います。

  製法 色素量 染色強度 染色時間
シッフ 加温 1g/200ml
コールド・シッフ 室温 2g/200ml

Q.

アルシアンブルー組織用と細胞診用の違いは何ですか?

A.

色素濃度が違います。
組織診用 ; 1%濃度
細胞診用 ; 0.1%濃度

Q.

ラピッドスプレー、ラピッドスプレーGF、ラピッドフィックスの特徴・違いは何ですか?

A.

  溶媒 コート方式 用途
ラピッドスプレー エタノール 高圧ガスによる噴霧式 未染色標本の固定/輸送
ラピッドスプレーGF エタノール ディスペンサーによる噴霧式、エコ製品 未染色標本の固定/輸送
ラピッドフィックス メタノール+IPA 滴下式 迅速固定
未染色標本の固定/輸送

Q.

パラベット各種の違いと使用法は何ですか?

A.

  融点 容量 硬さ 備考
パラベット 56℃~58℃ 1kg×10 軟らかい 通常品
パラベット 60 58℃~60℃ 2kg×4 軟らかい(GR比) 通常品
パラベット 60GR 58℃~60℃ 2kg×4 硬い 適度な硬さがあり、超薄切にも適応

Q.

ワイゲルト鉄ヘマトキシリン混合液の耐久性を教えてください。

A.

調整直後より共染傾向がはじまりますので、使用ごとの調整を推奨します。

Q.

ワンギーソン混合液の耐久性を教えてください。

A.

約3ケ月は保存可能ですが、液の蒸発等に注意してください。染色結果でチェックしてください。

Q.

各種細胞保存液の特徴を教えてください。

A.

細胞保存液種 特長・用途 染色前処理 PEGの含有
YM式喀痰固定液 喀痰(畜痰)検診
粘液融解による夾雑物の減少
乾燥 含有
YM式液状検体固定液 液状検体の保存
細胞保有率の向上
乾燥 含有
ウリキープ5D 尿検体の保存
細胞保有率の向上
乾燥 含有
サイトコレクト液 非婦人科検体のLBC標本作製 湿固定 不含
サイトリキッド 婦人科検体のLBC標本作製
HPV-DNA検査用細胞保存液
湿固定 不含

Q.

YM式喀痰固定液の各種特徴は?

A.

YM式喀痰固定液 液量 畜痰 溶解剤の構築
旧タイプ 15ml 1日分 液中へ溶解済み
  25ml、30ml 3日分  
ニュータイプ 25ml、30ml 3日分 キャップ内側へ添付
アルミシールあり

※上記製品の他に、500ml、2L、5L、20L容量もございます。

Q.

水溶性封入剤(グリセリンゼラチン)の使用方法を教えてください

A.

・半固形状態ですので使用ごとに加温溶解しご使用ください。
・脂肪等で有機溶媒(アルコール等)に溶解する検体に使用されます。

Q.

凍結切片包埋剤「クリオマウント」ⅠとⅡの違いは?

A.

クリオマウントⅠ : 低粘度タイプ、テフロン皿などの皿を使用し包埋。
クリオマウントⅡ : 高粘度タイプ、固定台での包埋や皿を使用し包埋。

検体によるクリオスタット内の設定温度例
・リンパ節、肝臓、腎臓など       0~-15℃
・乳腺(脂肪なし)、筋肉、腸など  -15℃~-80℃
・乳腺(脂肪あり)、脂肪組織など  -60℃~-80℃

Q.

病理組織用ホルマリン固定液(固定瓶)の材質を教えてください。

A.

本体容器 : ポリスチレン
キャップ : ポリプロピレン

Q.

ホルマリン固定液の着色剤として使用している色素は何ですか?

A.

青色にはメチレンブルーを、赤色にはエオシンYを使用しております。

Q.

乾燥標本(細胞診も含む)における迅速染色法の種類を教えてください。

A.

迅速染色方法 固定液 用途
フィールド染色 メタノール 血液迅速染色
サイトクイック サイトクイックA液
(メタノール含有)
細胞診迅速染色

Q.

病理染色用溶剤の種類について、教えてください。

A.

品名 成分
エタノール95 エタノール、メタノール、IPA、精製水
エタノール100 エタノール、メタノール、IPA
エタノール95 NP エタノール、NP、IPA、精製水
エタノール100 NP エタノール、NP、IPA

Q.

病理用キシレン、病理用キシレンMSの違いは?

A.

キシレンMSには、モレキュラシーブス;MS(乾燥剤)が含まれているため、キシレン中の水分濃度が極めて微量です。
染色標本の褪色防止、細胞診標本における『コーンフレーク』防止に役立ちます。

Q.

JフィットブラシとJフィットブラシプラスの違いは?

A.

Jフィットブラシは一般的な女性に使用されます。Jフィットブラシプラスは閉経した方に向いています。

Q.

イマージョンオイル(油浸用オイル)AとBの違いは?

A.

イマ-ジョンオイルA : 低粘度(器械用)
イマ-ジョンオイルB : 高粘度(手動用)
容量50ml  : 容器は樹脂製でトンガリキャップがついています。
容量480ml : 容器はガラス製です。

Q.

ペルオキシターゼの種類について、教えてください。

A.

・PO染色キット     (固定液なし)
・NEW PO-K染色キット  (固定液あり)
・DAB染色キット     (固定液あり)国際血液標準法
・NB-PO染色キット    (固定液あり)

各キット内の試薬の違い

商品名 基質液 反応液
PO 2,7-ジアミノフルオレン トリス緩衝液
NEW PO-K 2,7-ジアミノフルオレン ニトロプルシッドナトリウム
DAB 3,3-ジアミノベンチジン トリス緩衝液
NB-PO α-ナフトール ブリリアントクレシルブルー


染色性

商品名 染色性(陽性) 核染色
PO 黄褐色 ギムザ染色
NEW PO-K 青色 ギムザ染色
DAB 黄褐色 ギムザ染色
NB-PO 青色 ギムザ染色、サフラニンO


価格及び使用回数(最大枚数)

商品名 価格 回数(最大処理枚数)
PO染色キット 3,000円 20回
NEW PO-K染色キット 3,500円 20回
DAB染色キット 3,500円 20回
NB-PO染色キット 4,000円 30回

Q.

エステラーゼ染色キット、エステラーゼAS-D染色キット、α-NAエステラーゼ染色キット内の違いは?

A.

商品名 基質液 反応液
エステラーゼ α-NB ファースガーネットGBC
AS-D ナフトールAS-Dクロロアセテート ファーストブルー
α-NAエステラーゼ α-NA ヘキサゾニウムパラロザニリン

Q.

エステラーゼ染色キットの注意事項やポイントは?

A.

エステラーゼ染色キットのポイント
・塗抹標本は、作製後1週間程度は染色可能とされているが、出来るだけ早めに染色するのが良い。
・酵素活性を失活させないため固定時間は長くしない。
・α-NBのボトル容器にEGME0.5mlを加えてからよく上下転倒回転し混和してください。
・NaF阻害試験はNaF添加反応液で同様に実施する。
・反応液は使用直前に調整する。
・油浸、キシロールで陽性顆粒は溶出する。

Q.

エステラーゼAS-D染色キットの注意事項やポイントを教えてください。

A.

AS-D染色キットのポイント
・固定手技はα-NBエステラーゼと同様です。
・二重染色はα-NBエステラーゼ反応後の水洗をしたあとにAS-D染色を手技どおり実施。

Q.

ALP染色キットの注意事項やポイントを教えてください。

A.

ALP染色キットのポイント
・塗抹標本は作成後30分以内に固定するのが望ましい。
・固定後、室温保存で数日。冷蔵庫で数日。冷凍庫で数週間
・固定時間の延長は、酵素活性を低下させるので5秒厳守。
・固定温度の厳守(-3~-5度)。適温より高いと固定、顆粒の脱落陽性度の低下。
・抗凝固剤は酵素阻害作用があるため使用しないのが良い。
・油浸、キシロールで顆粒は溶出する。

Q.

酸ホス染色キットの注意事項やポイントを教えてください。

A.

酸ホス染色キット(ACP染色キット)のポイント
・塗抹後の固定までの時間は90分以内にする。
・固定から染色までは2時間ぐらいが限度でそれ以上の放置は活性の低下となる。
・固定後、冷凍保存で数日染色可能。
・ACPはアルコールによって容易に不活化される。
・固定温度は厳守。
・後染色移行の操作は翌日行っても良い。
・染色中標本が乾燥しないように湿潤箱の中に水を入れて行う。
・油浸、キシロールで陽性顆粒は溶出する。

Q.

酸ホス染色キットの注意事項やポイントを教えてください。

A.

酸ホス染色キット(ACP染色キット)のポイント
・塗抹後の固定までの時間は90分以内にする。
・固定から染色までは2時間ぐらいが限度でそれ以上の放置は活性の低下となる。
・固定後、冷凍保存で数日染色可能。
・ACPはアルコールによって容易に不活化される。
・固定温度は厳守。
・後染色移行の操作は翌日行っても良い。
・染色中標本が乾燥しないように湿潤箱の中に水を入れて行う。
・油浸、キシロールで陽性顆粒は溶出する。

Q.

PAS染色キットの注意事項やポイントを教えてください。

A.

PAS染色キットのポイント
・過ヨウ素酸試薬は長時間にわたると、過酸化が起こり、アルデヒドが脂酸となる。
・シッフ試薬は使用前に温めておくと反応が強くなる。
・一般染色された標本でもアルコールで脱色したあと水洗し、過ヨウ素酸の工程から染色が可能である。
・油浸、キシロールで退色なし。

Q.

Fe染色キットの注意事項やポイントを教えてください。

A.

Fe染色キットのポイント
・使用する器具は脱イオン水で洗ったものを使用する。
・塗抹は薄くよく乾燥する。
・固定は、ホルマリン蒸気固定またはメタノール固定。
・ホルマリン蒸気固定の後は除去を十分に行う。
・反応後の流水水洗は充分に行う。
・反応液は使用直前に調整する。
・後染色が過染して見にくい場合は、メタノールに数秒脱色する。

Q.

載せガラス式一括二重染色液 品番15021 ライト・ギムザ染色液【一般用】の染色手技を教えてください。

A.

染色手順(上載せ法)
1)血液塗抹、乾燥
2)メタノールを約1ml載せる <約2分>
3)メタノールを捨てる
4)ライト・ギムザ染色液(一般用)を約0.5~1ml載せる<約2分>
5)同量(または、染色液より多く)のリン酸緩衝液を4)の上に滴下する<約10~15分(※注1)>
6)水洗・乾燥

【※注1】
・ライト・ギムザ(一般用)にリン酸緩衝液を載せた時に軽く口で吹くようにして液混合する。
・M/15リン酸緩衝液pH6.4をお勧めいたします

【染色ムラ等の原因と対策】
原因
1.染色液と緩衝液の混和が不十分
2.染色液とリン酸緩衝液の比率が不安定
対策
ライト・ギムザ希釈液を先に用意して、ライト・ギムザ液を捨てた後に希釈液を載せて染色を行ないます。
(試験管等で作製してください。希釈後の時間により染色性が弱くなります)

Q.

グラム染色の各染色法の特徴は何ですか?

A.

染色法 染色工数 使用液
品名 成分
グラム 3ステップ グラム染色液I ゲンチアナ紫液
    グラム染色液II ルゴール液
    グラム染色液III パイフェル液
グラムハッカー 4ステップ グラムハッカーI クリスタル紫液
    グラムハッカーII ルゴール液
(別途 脱色用アルコール必要)
    グラムハッカーIII サフラニン液
グラムバーミー 5ステップ グラムバーミーI クリスタル紫液
    グラムバーミーII 炭酸水素Na水溶液
    グラムバーミーIII ヨウ素・水酸化Na液
    グラムバーミーIV アセトン・アルコール液
    グラムバーミーV パイフェル液
バーミーM 4ステップ バーミーM1 クリスタル紫液
    バーミーM2 ヨウ素・水酸化Na液
    バーミーM3 アセトンアルコール液
    バーミーM4 フクシン液
グラムカラー 3ステップ グラムカラー1 ビクトリア青液
    グラムカラー2 ピクリン酸アルコール溶液
    グラムカラー3Fまたは、グラムカラー3S フクシン液(F)またはサフラニン液(S)

Q.

ラボステインとラボステインSとラボステインSGの違いは、何ですか?

A.

  使用色素 特徴
ラボステイン クリスタル紫、サフラニン 円柱等の同定が容易
ラボステインS アルシアン青、ピロニン 上皮細胞の核(アルシアン青)と細胞診(ピロニン)を染め分ける。
また円柱等の同定が容易。
ラボステイン :特に血球に適しており見やすくなります。
ラボステインS :細胞診・細胞の核に適しております。(赤血球を溶かしてしまうため血球には向いていません)
ラボステインSG:用途としてはSと同じです。Sより染色強度は劣りますが、Sで発生しやすい背景のモヤモヤを抑制できます。

Q.

コーティングスライドの特徴用途何ですか?

A.

シラン、シランS、NEWシランⅡ、NEWシランⅢ

  親/疎水性 細胞への接着力 組織への接着力
(抗原不活化)
VENTANA/PAM染色
シラン 強い疎水性 ×
シランS 弱い疎水性 × ×
NewシランⅡ 親水性 ×
NewシランⅢ 親水性

Q.

カバーグラスの種類を教えてください。

A.

品名 特徴
オート用 自動封入機用、くっつき防止
マニュアル用 用手封入法
オートプッシャー用 弊社オートプッシャー用
SGCティッシュテックジー2 サクラファインテックジャパン(株)製封入機へ対応
RCM 白井松器械(株)製封入機へ対応
紙ケース 容器が紙製のため廃棄に便利なエコ製品

Q.

スライドグラス品番の見方はどうなっていますか?

A.

A:材質 B:厚さ C:フロスト
カラー
D:仕様 E:フロスト幅 F:コーティング
    スターフロスト以外   0:なし 0:血液用
1:水板 1:1.0mm 1:ホワイト 1:水切放 1:15mm 1:標準
  2:1.3mm 2:イエロー 2:水縁磨 2:20mm 2:病理用
  3:1.0mmインチサイズ 3:ピンク 3:プレクリン水切放 3:25mm 3:Poly-L-Lysin
  4:1.3mmインチサイズ 4:ブルー 4:プレクリン水縁磨 4:18mm 4:シラン
5:スターフロスト   5:グリーン 5:水切放フロスト   5:シランS
6:白板   6:シェルピンク 6:水縁磨フロスト   6:Newシラン
7:無蛍光   7:オレンジ     7:NewシランⅡ
    8:キャメル     8:NewシランⅢ
    9:ライラック     A:NewシランⅣ

※品番の頭にDがつく製品は、自動印字機PPMシリーズ用のディスポ容器が使用されております。

Q.

ヒストカッターの製品番号による特徴は何ですか?

A.

  刃角 用途 特徴
No.26 35° 標準 スムーズな切れ味で軟組織に最適
No.42 35° 標準 スムーズな切れ味で軟組織の薄切および耐久性に優れている
No.52 35° 標準 組織種を問わずに切れ味、耐久性に優れた万能タイプ
No.67 35° 標準 初期切れ性を重視し軟組織に最適
No.69 35° 標準 初期切れ性および硬組織へ対応
No.74 30° 標準 鋭い切れ味と問い急性に優れている
No.70HP 35° 凍結切片用 クリオスタット用
No.80LA 22° 超薄切片用 鋭角な刃先を持つ、超薄切片用

Q.

どのように使えば良いのですか?

A.

基本的には24時間運転して使用してください。
臭気が集まりそうな場所に置いてください。
臭気の濃度、発生量によって異なりますが、10~20畳の広さに1台が目安です。

Q.

排出口から臭いを感じますが…。

A.

スイッチを入れてから20分位すると触媒の温度が200℃以上に上がります。設定温度まで上がらないと触媒効果が出ず、臭います。

Q.

ファンの音が気になりますが…。

A.

臭気を出来るだけ早く吸収し効果を上げるためには強力なファンが必要です。
脱臭効果を最大限にあげるため、ある程度の騒音はやむを得ないと考えますのでご容赦のほどお願いします。
どうしても気になる方は、使い方として、お出かけ、または寝る時にスイッチONにして、帰宅時、または、朝起きた時にはクリーンになっておりますので、スイッチをOFFにしていただく。従って、部屋にいない時に稼動しておく使い方はいかがですか。

Q.

排出口の温度が高いのですがどうしてですか?

A.

高温酸化触媒方式ですから、ある程度の温度上昇は避けられません。
排出温度は、壁面、床、家具等に吸収されますので室内温度は1℃程度上昇する程度です。

Q.

ヒーターを使用しているようですが、電気代が高いのではないですか?

A.

温度センサーにより、ヒーターは加熱、非加熱を繰り返し、一定の温度(200℃)が保たれています。従って、ヒーターは常時加熱されているわけではありません。また、効率的な熱交換器採用していますので、節電効果があります。
電気代は20℃の室内、24時間連続運転で45円~46円程度です。

Q.

人によっては同じ臭いでも、「取れた」と言う人もいれば、「取れない」という人も居るのですが…。

A.

人により臭覚の能力に驚くほどの差があることは医学生理学的に証明されています。また、鼻が臭いに慣れてしまいますと、強い臭気でも感じなくなります。
また、喫煙室での脱臭の確認は、喫煙者の人数が時間によって大きく相違し、その効果、臭いの質・量も相当違ってくることから、必ずしも同一の条件ではないため、脱臭効果を比較することは極めて難しいものと言えます。

Q.

喫煙室ではタバコの臭いがすぐ消えないのですが…。

A.

喫煙後、喫煙が新たに喫煙室に入って来なければ、しばらくしますと、ほとんど臭いは取れます。 しかし、喫煙者が次々に喫煙室に来て喫煙するために発生源が常に連続することから、瞬時に臭いが消えることは物理的に不可能です。
室内がある程度、脱臭出来ますと、喫煙室からの臭いの漏れは驚くほど逓減します。また、室内の物体に臭気が付着、または、浸透している場合は、その臭気が取れるまで時間がかかります(通常、1~3ヶ月くらい)。臭いが取れますと、脱臭効果をはっきり確認する事ができます。

Q.

吸い込み口の位置が低く吸引効果が悪いのでは?

A.

臭気は濃度が高いほど比重が大きいため、下部(床面)に溜まりやすく、下方より吸収する方が合理的です。

Q.

メンテナンスが不要とのことですが本当ですか?

A.

通常の空気清浄機、脱臭機は、フィルター等を使用しているので交換が必要となりますが、この原理は、すべての粒子成分(臭気)ホコリ、チリなどは燃焼するため、さらに超微粒子となり、ガス成分は酸化触媒反応によって、CO2とH2Oに分解しますのでメンテナンスが不要となるわけです。 (吸引口に付着するダストは、月1回程度掃除機で吸い取って清掃してください)

Q.

有害物質のガス成分も取れるのでしょうか?

A.

空気清浄機では、フィルターをガス成分が通過してしまいますが、この原理は、タバコの煙に含まれる97%の一酸化炭素、シックハウス物質(ホルムアルデヒド・トルエン・キシレン)等もヒーターで温められることによって、酸化触媒で燃焼されCO2とH2Oに分解されるからです。

Q.

何故、浮遊菌が殺菌されるのですか?

A.

装置に入って来た空気はヒーターによって200℃~300℃温められますので、熱によってすべての菌が殺菌されるのです。

Q.

何年くらい使えるのですか?

A.

ファン・ヒーター等の耐久性は5年くらいが目安です。また、触媒は半永久と言われています。

Q.

劇毒物及びPRTR含有製品について教えてください。

A.

製品一覧及びMSDSを参照してください。

Q.

各種組織染色の有効期限を教えてください。

A.

製品情報「製品一覧」をご参照ください。

Q.

内視鏡、皮膚に使用できますか?

A.

当社製品は、検査・研究用ですので、人体に使用しないでください。

Q.

医療機器に該当する商品を教えてください

A.

・ヒストカッター
・トリミングナイフ
・LBCプレップ
・Jフィットブラシ
・Jフィットブラシプラス

Q.

常温と冷蔵の温度は何度ですか?

A.

弊社としては、常温を10~30℃、冷蔵を2~10℃、としています。

Q.

常温保存品を冷蔵庫に入れても大丈夫ですか?

A.

基本的に問題はありませんが、一部の製品は結晶析出する場合がありますので、使用時に溶解させてください。

Q.

要冷蔵製品を常温にて出荷されていますが問題はありませんか?

A.

短時間でしたら問題ありません。輸送時常温です。

Q.

試薬は有効期限を過ぎて使用しても大丈夫ですか?

A.

基本的には有効期限を過ぎた製品はおすすめできません。コントロール標本を用意してください。

Q.

特定保守管理医療機器に該当する製品の取り扱いはありますか?

A.

特定保守管理医療機器には非該当です。

Q.

労働安全衛生法の製品はSDSの添付が必要でしょうか?

A.

必要です。

Q.

CASコードを教えてください。

A.

試薬単体についているコードです。混合液にはありません。

Q.

JMDNコードを教えてください。

A.

医療機器に該当する製品についているコードです。(ヒストカッター、トリミングナイフ、LBCプレップなどです。)

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